お問い合わせ
ブルーベリーフィールド紀伊国屋
Restaurant & Cafe Information Web Shop Blog Cafe

2003年09月07日

雪印ー生産者の方々との対話会

yukijirushi.jpg

第九回 生産者の方々との対話会(滋賀県大津市及び永源寺町にて)

こんばんわ HP管理人の@sushiです。
毎日つぎはどんな話題をあげていこうかなーとインターネットをぶらぶらしながら、ブルーベリー関係、紀伊國屋関係のネタを物色していますが、今日はこんなものをみつけました。
前に紀伊國屋におじゃましたときにちらっと話を聞いた、雪印の生産者との対話集会のレポートです。
雪印乳業のHPで対話集会の模様がすべて紹介されています。

"雪印のお三方のお話を聞いていて「もう皆帰ってもらおう」と思った。言い訳を聞くために、来たんじゃないし。皆さんは自分の会社のこととお客様のことしか考えておられない。生産者のことを一言も言われなかった。お一人だけが、生産者の方と付き合った経験があったから「生産者の方が一生懸命したのを・・・」って言ってくれて、それがなかったら私「もう帰れーっ」て言うところでしたよ。"

"「消費者の人とお話が出来る」「これはこうだから」って事実を教えられる場が欲しいけど、誰が教育するんだって言ったら、売ってくれてるメーカーさんが「食べ物はこういうものだ」という教育をこれからしてくれなかったら、外国の農薬漬けの野菜を加工して平気で売ることになる。おおかた食べちゃってから、この野菜は農薬漬けでしたって言われても、吐き出すわけにもいかないし。"

"雪印にとっては一番良い時期を迎えているんだと思います。こんなふうにして、全国で対話をして地を固めていくことは、今一番大事な情報をこんなに簡単に手に入れられる方法は他にはないわけですよね。これをもう少し、例えば消費者をまじえるとか、進めていく。それは大きな会場ではだめ。これくらいの規模で、消費者を入れる、消費者も語ってくれるという場が必要だと思う。社員が情熱を持って全国を回ることが、その中で積み重ねられていくものが大変な財産だと思う。これを積み重ねていったら他の企業とは違うものを、雪印独自のものを持つひとつのチャンスだと思う。それをチャンスにできるか否かは雪印自体の問題だと思う。"

などなど、生産者の方々からの生の声があがっています。
参加した雪印の社員の方々の感想も載っていて、

"表面的な情報や映像でなく、においや伝わるものを現場で頂いてきました。
こうした対話集会の継続実施を、参加者として社内に強く主張したいと思います。
生産者の方から「人生とは生き続けること、そのときだけは省いてくれといってもどうしようもない」との身の引き締まる重く厳しい言葉がありました。個人としてしっかり受け止めたい。」"

"今回の生産者の方々は、有機農業を実践されており、一人ひとりが「安全で健康に貢献する食品作り」に徹しておられ、酪農への想いと現実とのギャップに悩みながらも酪農に向き合い、真剣に取り組まれているという印象を受けた。
酪農家の熱意と想いがメーカーに伝わらないもどかしさがあり、また「雪印食中毒事件以降、食の安全性の問題が発生するたびに、いつも生産者が馬鹿を見る」との生産者の方の意見には、当事者の一人として言葉がなかった。"

などの感想が寄せられています。
かなり厳しい言葉があがっているようなので、実際の集会の雰囲気はどんなものなのか想像するとドキドキしてしまいますが、生産者の方が言っているように、このような集会を積み重ねていくことで得られる経験を、集会に参加する社員の一人一人が会社の問題であると同時に「個人の問題として」受け止めていくことは、会社にとってもその社員(個人)にとっても、ほんとうに大きな財産になるのではないか、と思います。
このような活動を継続してゆくことで、社員の意識、会社の姿勢に変化が生まれ、それがその会社の製品や生産者/消費者との関係といったものまで徐々に影響していくような気がします。もちろん、そのために、このような集会を開いて、HPで公開して、という努力をしているのでしょうけれど。

もしかしたら雪印は単に運が悪かっただけで、雪印が当時抱えていた問題、また今も抱えている(?)問題というのは案外ほかのたくさんの企業(というか政治から教育まであらゆる場面で日本中)にも同様に存在するものかもしれません。
雪印はあのような事件がきっかけで、現代の企業の多くが抱える問題に真剣に対処する機会を与えられて、今そこから立ち直るプロセスを開始している。自分の「雪印問題」はなんなんだろう、自分はこのようなプロセスを日々意識していないまでも経験しているんだろうか...この対話集会のページを読んでいて、そんなことを思いました。

この集会が生産者だけでなく消費者をも巻き込んで続いていったら、どんなことになるんだろう。
生産者の方が「消費者の教育」ということを言っていましたが、生産者-加工業者ー販売店ー消費者のような重層的な関係での対話の場がうまれることで、さらに素晴らしい展開が起こるような気がします。それぞれの立場でそれぞれの利害や思惑というものはあるだろうし、そこに一つの解決策、落としどころといったものは存在しないかもしれないけど、さまざまな立場を理解し、その中での自分の位置、姿勢というものを捉えなおす機会を得ることで、それぞれがよりよい関係でつながることのできるきっかけになるのではないか...。 なんて、草刈を一時間ほどしただけでヘタってしまうぼくなんかがえらそうなことをいうのもおかしいな。

雪印が集会の内容を積極的に公開して信頼回復を図ろうとしているように、これからの会社は自分に都合の悪いことでも積極的に情報公開してそれにまじめに対処していくようなことをつうじて信頼が生まれて、それがブランドになるんじゃないかと思います。
紀伊國屋とお客様との関係をよりよいものにするためにも、この場を通じてさまざまな意見や要望を聞くことができれば...と考えておりますので、書き込みのほう遠慮なくよろしくお願いします。

* 第9回で消費者の参加について生産者側から提案があったけれど、第14回でもまだその意見は反映されていないみたいです。そういうところの対応(実験精神)が早速見られたらもっと信用できるのに。でも、消費者とは「お客さまモニター会」というものを行っていたようです。(もう終わってます。)
実際に会を継続していくのはお金もたくさんかかりそうだし大変だろうけど、それならHP上で意見の書き込める掲示板などを用意すればいいのに、なんてぼくは思ってしまいます。やろうと思えば簡単にできることなのだし。そのへんはあともう一歩?

Posted by @sushi at 2003年09月07日 03:37 | つながり
この投稿に寄せられたコメント
上から新しい順にコメントが表示されます。